Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Guillot, J.*; Beaumel, D.*; Van den Berg, A. M.*; Brandenburg, S.*; Davids, B.*; Fortier, S.*; 藤原 守; Gals, S.*; Harakeh, M. N.*; Hunyadi, M.*; et al.
Nuclear Physics A, 731, p.106 - 113, 2004/02
被引用回数:4 パーセンタイル:30.85(Physics, Nuclear)超伝導サイクロトロンAGORで新しく開発された130MeVトリチウムビームを用いてCoのアイソベクトル型巨大共鳴を研究した。角度分布が測定され、その微分断面積をDWBA解析した。単極子共鳴が1027Mevに分散して存在していることがわかった。理論計算とかなり一致している。
Zegers, R. G. T.*; Van den Berg, A. M.*; Brandenburg, S.*; 藤原 守; Guillot, J.*; Harakeh, M. N.*; Laurent, H.*; Van der Werf, S. Y.*; Willis, A.*; Wilschut, H. W.*
Physical Review C, 63(3), p.034613_1 - 034613_11, 2001/03
被引用回数:15 パーセンタイル:66.89(Physics, Nuclear)Pb(He, t)反応を177MeVで測定した。励起エネルギー30MeV~45MeV領域にあるアイソベクトル型モノポール共鳴をこの実験は強く示唆した。
杉田 道昭; 大塚 孝治*; P.von-Brentano*
Physics Letters B, 389(4), p.642 - 648, 1996/00
SPDFボソン模型を使って希土類核のE1遷移について研究した、その成果を発表する。変形した原子核の対称軸の方向の角運動量成分を、パリティをとする。=1-のオクタポール振動状態から=0+の基底バンドへの遷移確率が、=0-からの遷移確率の1%以下であるという事実は、ここ30年間の周知の事実である。ところがこれを説明できる理論はなかった。本研究では、このことがE1巨大共鳴状態がオクタポール振動状態に混ざることによって起こるものと考えて、SPDFボソン模型を使ってE1遷移を調べた。PはE1巨大共鳴状態を、Fはオクタポール振動状態を表わす。巨大共鳴状態がオクタポール振動状態に混ざるときの位相がによって異なり、その結果E1遷移確率に大きな差が出ることがわかった。
笠木 治郎太*; 古高 和禎*; 村上 健*; 矢嶋 享*; 大島 真澄; 新谷 俊二*; 富永 秀樹*; 吉田 光一*; 浜 広幸*; 家城 和雄*; et al.
Nuclear Physics A, 538, p.585 - 592, 1992/03
高励起原子核の巨大共鳴状態を調べるために、原研タンデム加速器によるSビームを用いてS+Mo反応からの高エネルギーガンマ線を測定した。入射エネルギーを変え(E=150,180,210MeV)ガンマ線多重度フィルターを使用することにより、巨大共鳴状態の励起エネルギー・スピン依存性を求めた。励起エネルギーの増加と共に共鳴中は増加するが、共鳴中のスビン依存性は非常に小さい。共鳴エネルギーはスピンと共にわずかに下がる傾向にあることがわかった。統計モデルを用いた解析結果と共に報告する。
宇都野 穣; 清水 則孝*; 大塚 孝治*
no journal, ,
原子核の電磁強度関数は、原子力や元素合成などの応用に対しても重要な役割を果たすため、理論的に精度の良い記述が求められている。従来は主に乱雑位相近似を用いた研究がなされてきたが、最近、大規模殻模型計算による、より精度の高い計算が可能になってきた。本招待講演では、大規模殻模型計算を用いてカルシウム同位体の強度関数およびニッケル58核の準位密度を計算した結果を報告する。ニッケル58核において、スピンパリティ分布を含む正しい準位密度が得られた。これは、殻模型によって1粒子1空孔励起以外の非集団的状態も正しく得られることを表している。これらの非集団的状態は巨大共鳴の裾に大きな影響を与え、その結果、Caの低エネルギー励起を非常に精度よく再現することができた。さらに、殻模型によって励起状態からの強度関数も計算し、Brinkの仮説を検証した。
宇都野 穣
no journal, ,
微視的核構造模型のうち、殻模型計算(配位間相互作用)は、特に基底状態近傍の低励起状態の記述において大きな成功を収めてきた。それは、殻模型計算が低励起状態に重要な、主殻内核子間相関を完全に取り入れた模型であることによる。一方、高励起状態においては、主殻をまたがる相関も効いてくるようになり、それを取り入れるにはかなり大規模な計算が必要となるため、これまで殻模型計算に基づいた研究がほとんどなされてこなかった。発表者らは、最近、多主殻を取り入れた大規模殻模型計算によって、低励起状態と高励起状態を統一的に記述する研究を遂行しており、この招待講演ではその成果の一部を紹介する。特に、カルシウム近辺の殻領域の構造に焦点を当て、低励起状態においては有効核力と殻構造の変化との関わりについて、高励起状態においては遷移およびガモフテラー遷移強度関数、さらに、最近論文で発表した新しい準位密度計算手法とその殻核への応用について紹介する。
宇都野 穣; 清水 則孝*
no journal, ,
このワークショップは、超高エネルギー宇宙線の起源の解明を目的とした、宇宙物理と原子核物理との間の学際的プロジェクトであるPANDORAプロジェクトに関する最近の進展を議論することを目的に開催される。原子核物理からは、信頼性の高い光核反応断面積を得ることが求められている。本講演では、大規模殻模型計算による光核反応断面積の理論計算の現状について紹介する。最近の殻模型計算コードの発展により、鉄56核以下の軽い核の計算が概ね可能になったことや、殻模型計算では特に巨大共鳴よりも低いエネルギーに対する記述能力が高いことなど、現時点で達成したことをまとめ、まだなされていない崩壊モードの計算の見込みについて議論する。